ぐちゃぐちゃだった感情がコウちゃんによって解かれる。


ああ…認めたくない。

でも私は、コウちゃんが好きだ。


コウちゃん、私のそばに居て…



もう、誰か居なくなるのは嫌。




瞬間的に、昨日の夜、お母さんからしたグレープフルーツの香りが蘇る。

あれは誰の香り?

お母さんは…お母さんも…もう何処かに行くのかな。




私を連れてってくれるのかな。