彩香のワイワイ騒いで駄菓子屋さんの前まで行くと…
「コウちゃん!」
駄菓子屋さんのまえには何人かの男子。
そのなかで、少しだけ、茶色っぽい髪。
間違いない。
私が声をかけるとコウちゃんが振り向いた。
男の子達の輪から抜けてこっちに来てくれる。
「アリサじゃん。寄り道は良くないんだぞ。」
「コウちゃんだって寄り道じゃん。」
「ばーか、俺は寄り道じゃないし。」
「ランドセルあるじゃん。」
「…バレちった。」
両手をあげて背を向けるとまた男の子達の輪に戻っていくコウちゃん。
「コウちゃん!」
駄菓子屋さんのまえには何人かの男子。
そのなかで、少しだけ、茶色っぽい髪。
間違いない。
私が声をかけるとコウちゃんが振り向いた。
男の子達の輪から抜けてこっちに来てくれる。
「アリサじゃん。寄り道は良くないんだぞ。」
「コウちゃんだって寄り道じゃん。」
「ばーか、俺は寄り道じゃないし。」
「ランドセルあるじゃん。」
「…バレちった。」
両手をあげて背を向けるとまた男の子達の輪に戻っていくコウちゃん。