「危ないから一人ずつ渡れよー!!」

橋の上から先生が叫んだ。

橋を支えてる柱も脆そうだし。

「怖そう……」

「こんなの渡りたくねぇわ」

そんな声がチラホラ。

─ポツポツ……

「雨降ってきたし!」

さっきまで晴れてたのに。

「早く渡れ!!」

先生が向こう側から叫んでる。

先頭の生徒がおそるおそる橋を渡り始めた。

……悲鳴をあげながら。