「夢希、星奈、階段走って降りるけど体力は大丈夫か?上りの体力も考えないとだめだから」

夢希はさっきの推理対決で体力使ってしまってる。

「大丈夫。忍さんが心配だから行く!」

「私も!」

海は体力あるから大丈夫だ。

「行くぞ」

螺旋階段をこれでもかってくらい急いで降りる。

「おい!!待て!白石!前野!高松!寺内!」

先生が後ろから追いかけてくる。

「先生遅い!早く早く!」

「早く早くじゃない!まったく」

諦めたような声の先生。

「はぁっはぁ……っ」

さすがに息がきれてきた。

「翔耀、大丈夫か?」

海はまだ体力は残ってるようだ。

「大丈夫…っ」

「星奈と夢希は?大丈夫か?」

「はぁっ、ちょっと息切れしてきた」

「うん……私も…っ」

キツいな、階段ダッシュ。

「あと少しで着くはずだ、頑張ろう!」

海の言葉に再び走り出す。