……母さんは俺に託してるんだ。

父さんの死の真相を突き止めることを。

……捜査資料ってのがあれば何か掴めるかもしれない。

捜査資料はここにあるんだろうか。

探す価値はある。

俺は日記を本棚になおして捜査資料を探す。

「……翔耀…。翔耀は信じてくれてる……?私のこと」

突然星奈が言った。

「当たり前だろ」

「………私には呪われた血が流れてる。悪魔の血が。その意味を知ったとき…、それでも私たちの友情は続く……?それとも……」

どういう意味だよ……。

その意味って?

「意味わかんねーよ。まさか星奈……」

本当に桃花さんを……?

「……。私は殺してない……」

「じゃあ何で〝悪魔の血〟なんか言うんだよ?」

「別にっ。聞きたかっただけっ」

………星奈…。

星奈は事実だけを述べてるのか……?

それとも……。