なんだろうな?


悲しさではない。


振られるって分かってたのに。


けど、涙が出そうだった。

『そうか。分かった。夜遅くにごめん。じゃね』


電話を切ろうとした時だった。


『これからも・・・・これからも、メールちょうだいね。野球の試合近いんでしょ?頑張って』


以外だった。彼女の方からそんな言葉が出るなんて。

『うん。頑張るよ。死ぬ気で頑張る。』


『見に行けたら行くよ。』