「はぁ…」
ウチは遼先輩の言った言葉が理解できないまま、曖昧な返事と共に、また頭を軽く下げる。
遼先輩はウチに手を振りながらウチの帰り道と逆の道を帰って行った。
ウチも帰るか……。
――――――ドンっ
すると、勢いよく何かがウチに向かってぶつかってきた。
「いってぇ……」
「すいませ…」
ん?
この声………。
相手を見ると。
「翔夜…」
「ふげっ!!!!!捺夜ぁ!!?」
ふげってなんだよ。
んまぁ、いぃや。
家一緒なんだし。
「翔夜、一緒に帰ろ」
一緒に帰るぐらい
いぃよな?
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