気がついたら、放課後になっていて学校の奴らは部活だの、なんだので
忙しそうだった。
んま、なんであろうとウチには一切関係ねぇけどな?
「捺夜様よ!!!!!」
「キャーーーー!!!!!!」
「ステキぃーーー!!!!」
「結婚してぇーーー!!!」
あぁあ!!!!!
うるせぇ…。
ウチは手で耳栓をしながら、正門をくぐる。
「捺夜」
「遼先輩」
後ろから声をかけてきた人が遼先輩だったから、ウチは振り向いた。
「翔夜くんの事…」
「大丈夫です。ちゃんとそれなりに奴らには罰を与えたんで」
手をバキバキ言わせながら、ウチは目をキランと片方光らせた。
「本当、捺夜は喧嘩好きだよなぁ」
そう、
ウチは喧嘩が大好き。