ウチはボロボロになってしまった翔夜から話を聞いてからすぐに奴らを追った。
さっき出て行ったからまだ遠くには行ってないはずだから。
女子のキャーキャーという叫び声を浴びながらずっと廊下を走っていく。
すると、廊下の窓ガラスから見える正門に奴らの姿が小さく見えた。
ウチはそれに大きく反応し、すぐに階段を下りて正門に向かう。
「てめぇら!!!!!」
奴らにすぐに追いついたウチは叫びながら奴らに近寄る。
奴らは顔を一瞬で真っ青にして腰を抜かしていた。
「てめぇら、ちょいツラ貸せ」
ウチは睨みながら奴らにそう言った。