その日から



捺夜は普通に話してくれるようになったんだ。



それは、僕がずっと前から望んでいた願いだから、叶ってすごく嬉しいんだけど。



僕はまだ知らない。



捺夜の思いも………。





・・・
あの人の思いも……。




知らないじゃない。




知らなかった………。




僕は全てをわかってなかったんだ。