「ゴメンまたせた?」



ウチが走りながら真奈に近づくと真奈は顔をまた赤くさせて、顔を横に振った。


「んじゃあ、デートしよか?」



ウチのストレートな発言に真奈はタコみたいに顔が真っ赤。



「真奈、可愛いね?」



さすがの女のウチでも今の空気は可愛いって言わないといけねぇってわかったぜ?



「んじゃあ、どこに行きたい?」



「えっと………な、捺……夜…………のオススメのところ………」




ウチのオススメ…ねぇ。




「わかった、んじゃあ行こうぜ?」




ウチは真奈の小さな小さな手を握って歩き出した。