「うわぁ!!!めちゃくちゃオシャレな店だなっ
なぁ、遼このイタリアンレストランに入ろう!!!!」



「…………」



「遼?」



「………」



「遼!?」



「はぃ?ぁ、あぁ……ここね。うん、いいよ?」



ウチは、またまた遼の腕を掴んでズリズリとイタリアンレストランに入れた。



「遼何にする?ウチ、カルボナーラっ!!!」



「あぁ………んじゃ、ペペロンチーノ」



「了解♪」




ウチは、ニッコリ微笑んでから店員を呼んでペペロンチーノとカルボナーラをオーダーした。




「…………」



それにしても、さっきから遼がやけに静かだ。




「遼、どうした?腹でも痛いのか?」



「別に……」



遼はウチから目を完全に反らして、目を合わせないようにしていた。



「何?まだなんかオーダーする物あった?」



「そんなんじゃない」



「じゃあ、どんなんだよ」


遼がやっとウチを見てくれた。




「捺夜……」



「?」



「お前は……」



遼は、途切れ途切れに言ってくる。



「ウチは……その続きはなんだよ?」