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「捺夜っ!!!お願いだから、いかないでっ!!!!」



え?



夢の僕が………



泣いている……?





「捺夜っ!!!捺夜……捺夜ぁあ!!!!」











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「は!!!!!」



気がつくと、目の前には先生のドアップ。



思わず、僕は頬をひきつらせる。




「加藤、やっと起きたか」


「へ?」



「みんなはもう、合宿所に向かったぞ」




「嘘!!!!?」



ガバッと体を起こすと、バスの中は僕と先生以外は誰もいなくて、シーンとしていたんだ。



さ、最悪………。




「とりあえず、早くバスから降りてみんなのところに行くぞ」



僕はまだ、よく覚めていない目を擦りながら、バスを降りてバックを持ってから先生と一緒に合宿所に向かった。




これが大変な事件の



幕開けとも知らずに…