「そんな事ねぇよ!!!!」
幸くんが叫んだ。
僕の頬を涙がツゥーっと伝っていくのが分かる。
「そんな事……絶対ねぇ」
幸くんのしっかりした声が、真っすぐな瞳が……。
太陽のように
「絶対……ちげぇよ?」
キラキラ輝いていたと思ったのは、
きっと間違いなんかじゃないよね?
「俺だって、翔夜くんが悪いだなんてこれっぽっちも思ってないよ?」
「遼先輩……」
「悪いのは、捺夜をこらしめた奴らだろ!?」
幸くんっ……。
「お前は絶対悪くねぇ。」
「うんっ……ありがとっ……」
ありがとう、遼先輩…。
ありがとう、幸くん…。
「……」
ありがとう、佑真先輩