学校に着くと、何故か視線を感じたんだ。
え?
僕の体に何か付いてるの!?
僕は慌ててキョロキョロと制服を見たり、体を少しひねって背中を見たりしていた。
「翔ちゃん!!!!」
すると、幸くんが前から僕の所に駆け付けてくれた。
「どうしたの……?」
「話は後!!!!!とりあえず、生徒会室に来て!!!みんな待ってるから」
――――――グイっ
と、幸くんから手を引かれて僕は後をつけるように幸くんの後ろを走った。
でも、廊下を走っている途中…
見ちゃったんだ。
やっと着いた生徒会室の中に僕を押し込んだ幸くんは息を切らせている。
生徒会室には、すでにエメルの二人もいた。
一体、
何が始まるの……?