次の日。



空は雲ひとつない透き通った青が広がっていた。



「いってきまぁす!!!」



「いってらっしゃい!!!捺夜にヨロシク言っておいて?」



お母さんは今日は大事な仕事だからどうしても外せないらしいの。



だから、今日は僕一人。




「誰が一人って?」



ぇ?



後ろを見ると、エメルの三人が私服で立っていた。


カッコイイなぁ……
じゃなくて!!!!



「どうしてここに!!?」



「俺らも捺夜にお見舞い行こうと思って」



「だから一緒に行こうぜ?翔ちゃん♪」



幸くん……翔ちゃんって……。



とりあえず、僕ら四人は………。



「あぁ!!!!そうそう、この子も一緒にね……?」



「へ?」



遼先輩の後ろから顔をヒョコっと出したのは


万優架ちゃんだった。



「ぇ?嘘……「ほんじゃあ、出発ぅ〜♪」



こうして僕ら


×四人
○五人で


捺夜のいる病院に向かった。




タクシーでね?