――――ガンっ!!!




翔夜……。




―――――バシっ!!!!





翔夜………。







もう意識がうすくなった頃。




「なぁ、雨降ってきたぜ?」



「んなら、帰りますかぁ!!!!」



「ゲホっ……」



「ほらよっ!!!!」



「二度と調子こいたマネすんじゃねぇよ」




そう言ってデジカメを投げられて奴らは帰って行った。



ザァア………。



雨は激しさを増し、ウチの周りに濃い血の水溜まりができていた。



そうだ。…画像……。



ウチは雨に打たれながらウチは最後の力を出して、デジカメを見る。



――――――データは入っておりません。




デジカメにそう表示された。




よかった………。




よかった………。





よか…………。




ウチはゆっくり瞳を閉じた。