その画像には綺麗にウチと翔夜の横顔が映っていて……。
ウチの額に汗を作らせる。
「なんで、あんたらが持ってんだって顔してるぜぇ?」
「ここ、元俺らのたまり場なんだよね」
「だから、時々ここにきてんの」
「何が………目的だ…」
拳にグッと力を入れて詰まっていた声を精一杯だす。奴らは見つめ合ってニヤリと笑った。
イャな予感がした。
「なぁに、お前はただつったっていればいぃんだよ。俺らがするからよ!!!!」
――――――バコッ!!!
次の瞬間。頬に痛みを感じた。
―――――バコッ!!!!
―――――バキっ!!!!!
「ぉ♪さすが喧嘩に強い捺夜ちゃん。殴られるのにも強いねぇ〜♪」
―――――バシっ!!!!!
「まだまだぁ!!!」
「終わるのには早いぜ」
翔夜……。
バタン………。
ウチの体は奴らの強い殴りに弱り、倒れてしまった。