「今は……」



でも、今は違う。




「翔夜……」



ウチは翔夜の両肩を掴んで、翔夜の目を捕らえた。



そんな小さな瞳も、ピンクの唇も、クリクリした目も、細長い眉も




「ウチは……」




なにもかもが、愛おしい。



「あんたが………」




「待って!!!!!!!!!」




え?



「待って!!!!本当に待って!!!!ね?ね!!!?」



何故か翔夜は顔を真っ赤にして必死になっていた。