「別に……」 ウチはいたってクールに行って早めにグラウンドから出た。 あれ以上翔夜と一緒にいたら、絶対キスしていただろうから。 「可愛い奴………」 口元を手で押さえて、フッと笑う。 早く、 打ち上げの時間になんねぇかな………。 ウチの願いは叶ったのか、競技はスムーズに進んでいき、 残るは、ウチが出る競技 ブロック対抗リレーだけ。