長いキスをやめて、ここからは普段通りに行こうとまた決意し、また大きく息を吸ってはいて……。



バコーンっ!!!!



と、思いっきり翔夜をぶつ。



「いったぁーい!!!!」



翔夜はウチが思いっきり打った、頬を抑えながらガバッと起き上がる。



「何が、いったぁーい!!!だ。あんたのせぃで遅刻するじゃねぇか。さっさと起きろ」



ウチは頬を抑えて今にも泣きそうな翔夜の手を引っ張りながら部屋を出た。




早めに出た理由……。




後、一分ぐらいあの部屋にいたら……。



絶対ウチ、翔夜を犯していただろうから………。



こいつの泣き顔だけは…。


余りみたくねぇ




だからと言って………。




優しくする訳にもいかねぇんだ。




マジでゴメンな?




―――――――翔夜。