非常階段の先にはドアが。


ためらうことなく先輩はドアノブに手をかけてそれを開けた。


この景色....。


四年前の....。



何故こんなところに?


一平くん....どういうつもりなの?


不安は的中した。


ガクガクとヒザが震える。


よみがえる記憶。


あの時と同じ。景色は何も変わっていない。