その後HRがあり、
それが終わると帰るだけになった。
荷物をカバンに入れていると、
誰かに肩をちょんちょんとつつかれた。
隣を見ると、
酒舞さんが両手を前で合わせて立っていた。
「あ、あの、えっと…」
言いたいことがまとまっていないのか、
手をパタパタさせたり、
目をキョロキョロとさせている。
その間、じっと彼女の方を見ていると、
ようやくまとまったのか
俯きかけていた顔を上げた。
「そのっ、学級委員一緒に頑張ろうね!
分からないこととかあったら聞いてね!」
早口にそう言うと、手を胸の前で握りながら、
落ち着かない様子でいる。
いつも元気だが、始めて話すから
緊張しているのだろうか?
俺も何か返さねば、と
「うん、よろしくね酒舞さん」
と、言うと彼女はこくっと頷くと、
ばいばいっと言って小走りで
教室を出ていった。
(さっきは顔を背けられたが…)
どうやら嫌われてるわけではないのだろうか?
それが終わると帰るだけになった。
荷物をカバンに入れていると、
誰かに肩をちょんちょんとつつかれた。
隣を見ると、
酒舞さんが両手を前で合わせて立っていた。
「あ、あの、えっと…」
言いたいことがまとまっていないのか、
手をパタパタさせたり、
目をキョロキョロとさせている。
その間、じっと彼女の方を見ていると、
ようやくまとまったのか
俯きかけていた顔を上げた。
「そのっ、学級委員一緒に頑張ろうね!
分からないこととかあったら聞いてね!」
早口にそう言うと、手を胸の前で握りながら、
落ち着かない様子でいる。
いつも元気だが、始めて話すから
緊張しているのだろうか?
俺も何か返さねば、と
「うん、よろしくね酒舞さん」
と、言うと彼女はこくっと頷くと、
ばいばいっと言って小走りで
教室を出ていった。
(さっきは顔を背けられたが…)
どうやら嫌われてるわけではないのだろうか?