結局は、別れたのだって私のせい。


樺月は、なんだかそう思っていれば辛くない気がしていた。

だって、全部自分のせいだと思ってしまえば、彼のことだって割り切れる。


そう言い聞かせていても、どこか樺月は自分の生活から孤独感が消えないように感じていた。


良かれと思って行動しても拒絶されてしまう。

そんなことは、中学生の時にもあった。

その時も、周りに何を言われようと自分のせいだと決め込んだ。


それで、自分の心が軽くなるような気がしていただけだというのに。


エゴだと解っているのに。