恋愛(その他)
完

- 作品番号
- 1406976
- 最終更新
- 2017/10/05
- 総文字数
- 2,724
- ページ数
- 6ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 2,658
- いいね数
- 0
「林檎のように赤いって、なんだ」
「……え、」
こうしてまた
彼とわたしの時間がはじまる
2017/02/21 END
* thanks review *
野々原 苺さま
瑠鈴さま
高山さま
この作品のレビュー
上手く男女の情景を切り取ったような作品。
ほのぼのしながらも、何処か文学的な感じもします。
こういう短編は個人的にも好きですね。
後は読んで確かめて下さい。
林檎は赤いという考え方をしたならば、青林檎はどうなのか。赤いのは皮だけで、全体の一割にも満たない。
そんな外見だけ見ていても、本質なんて分からない。
まるで屁理屈。捻くれたような林檎の命題を語る彼だけれど。
林檎の赤と、さくらんぼの赤。
ーーーーでも、優しさが見え隠れする。
*
林檎の命題に確かにそうだなと頷きつつ、最後の、みのりの描く文章に色んな思いが込められていて、そんなふわりとした、彼らの創り出す雰囲気に心が奪われました。
可愛らしい表現をぶっきらぼうに口にする智君に、きつくも温かさを感じるその行動にキュンとしながら。
一文一文の言葉と表現が綺麗で、余韻が忘れられず、何度も何度も読み返して。
けれども素敵過ぎて、私なんかには言葉をまとめる事が出来ません。言葉には表せない程の、そんな素敵な作品でした。
是非、御一読下さい。
外見に惑わされるというのはよくある話だ。
林檎が赤いという人は物事の本質を理解していないらしい。なるほど、確かに林檎が赤いのは皮だけであって、全体の1パーセントにも満たないかもしれない。屁理屈かもしれないが、確かに理にかなっていると思う。
そしてそれはきっと、ニンゲンも同じなのだろう。
林檎のような頰。桜桃のような色。
さて、味はあまいかすっぱいか?
放課後の部室で繰り広げられる、ほんのりピンク色のようなやさしいこの雰囲気、とてもすきです。
最後の一行に心を持っていかれました。
ストンと心に落ちてくる文章を、どうかみなさんも感じていただければ。
ぜひご一読を。
この作品の感想ノート
良かったです。こういう一瞬を上手く切り取ったような作品個人的にも好きです。
相変わらず上手いなあと感心しました。上手くレビュー書けなかったけど、置いていきますね。
良かったです(^-^)/
>【レビューお礼】瑠鈴さま
瑠鈴さんこんにちは。拙作を読んでくださりありがとうございます!
林檎の命題に頷いていただけた…!(;_;)だいぶ屁理屈だよなあと思いつつ楽しんで智に語らせました(笑) 瑠鈴さんに面白く感じていただけたなら嬉しいです。
みのりが最後に書いた文章には、短いですが私なりに色々なものを込めてみておりました…!ので、汲み取っていただけてとてもとても幸せです…!
そしてキュンとしていただけたのも幸せ…作者としては智にはもっと素直になってもいいんだよ!と思う次第です( ˘ω˘ )
ううう優しいお言葉をそんなにたくさん…もったいないくらいです…!
素敵すぎるレビューをいただけて感激しております。本当にありがとうございました。感謝!
>【レビューお礼】野々原 苺さま
わあ!野々原さんだ!
先日はお邪魔致しました、そして拙作の方にまでお越しくださりありがとうございます…!レビューも頂けるなんて…!
智の林檎理論、まさしく屁理屈ですよね(笑) こういった嫌に鋭角で素直じゃないのにまあでも確かに気持ちはわからんでもない…なんていうものの考え方が好きでできたお話でした。
齧ってみないとその味は、その本質は、わからない。これはきっとニンゲンにもいえること。私もそう思います。
ほんのりピンクがかった雰囲気!わあい嬉しいです…!恋愛色かなり薄めでジャンルをどうしようかかなり迷いました…でもふたりのこの空気感を表す色はどんなに薄くても林檎のような、桜桃のような、やさしい色であってほしいなあと思います。
最後の一文でストンと落ち着くような話にしたかったので、そう言っていただけてとてもとても幸せです。
丁寧に汲み取ってくださり、そして素敵なレビューを書いてくださり本当にありがとうございました。感謝!
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