俺の幼馴染が可愛すぎる

▷輝介side

「あぁ〜っくそ」
「なにイライラんの?輝介くーん!」
俺友達の亮。
朝からテンション高いな。
「由乃とケンカした」
「またかよ?」
「だってよ?今日も電車で他校のヤツが由乃ことイヤらしい目で見ながら手振ってるのに気づかずに、笑顔で振り返すんだよ?由乃自分可愛さを自覚してないんだ。本当にあれは重症だわ。」
「お前も重症だわ。由乃ちゃんのこと好きすぎ」
「…るせえ」
由乃とは、小学生からずっと一緒だ。
本当に仲良しで
まるで兄弟みたいに馬鹿なことして、
ケンカもたくさんした。
だからこそ、今更「好きだ」なんて言って関係を壊すことが怖い。
「由乃、帰るぞ」
「輝介ちょっとまって」
由乃と俺んちの家は隣同士。
だから、いつも一緒に帰るのが日課になっている。
「ねえ、輝介」
「ん?」
「なんで、今日ケンカしたんだったっけ?私全然覚えてないの」
「お前があんまりも鈍感だから」
「へえ〜」
由乃はどうでもよさそうに返事をした。
そろそろ気づけよ。
自分が可愛いってことによ。
ピンポーン
「きっと輝介くんだわ〜!は〜い!入ってちょうだ〜い!」
ガチャ
「お邪魔しまーす。おばさんこんにちは」
「あら〜輝介くん。いらっしゃい。いつもに増してイケメンね〜」

「んも!お母さんやめてよ〜」
今日は、輝介と一緒に私の家でお勉強会
もうすぐテストが始まるから頑張らなきゃね。

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