この学校には保健室が二つ存在する。 学校の本館にある『第一保健室』と 二階の渡り廊下を渡った先の北館にある『第二保健室』。 しかし、『第二保健室』を利用する生徒はほぼゼロに等しく、また保険教師も常に『第一保健室』に在中していた。 そのため、わたし「相原ありさ」にとって安眠を確保するのに最高の場所だった。 そう、あの保健教師がこの学校にやってくる前までは・・・