何かを探し求めて、見つけた時の高揚感。



まさにそれと似ていた……。



「君、運がないね。僕の遊びを見たからには死んでもらうよ」



男は俺の首を片手で締め付けながら、左手で血のついたナイフをちらつかせた。



アンタがこの女の人を殺したのか?



そう言いたかったけど、首を締め付けられ呼吸も儘ならないせいで言えない。



「その子は良い声で鳴いてくれたけど、君はどうかな?」



やはり、この男がこの女の人を殺したんだ。



そして、俺も女の人のようにこの男に殺される。