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「そーら。おはよ!
相変わらず早いね~(笑)」
『美晴おはよ!だって久々の部活だもん早くやりたくて。』
「終わったら昨日の話じっくり聞かせてよ?」
『……』
「親友との間に隠し事はありかな?」
『……へーい。』
「蒼空おはよ!頑張れよ。」
虎太郎は頭を2回ぽんぽんってして走って行った。
いつも部活の前にやってくれる私だけのおまじない。
これだけで部活頑張れるんだ。
正直、キャプテンは辛い。
でも頑張れるのは支えてくれる虎太郎とか、部活のメンバーのおかげ。
『よしっ!今日も頑張りますかー!!』