『うん、それはもうそろそろ言うつもりだよ。2人のことも。』

大丈夫だよ、そーゆー意味を込めてにこって笑ってみた。

「ん、それならいいや。
でもなんかあったらまじで殴る。」

「やっぱバレー部だったら高身長じゃーーん！！しかも蒼空の学校だったら秀才で将来有望！？キャーーーー」

『いや虎太郎は私より身長低いから。』

虎太郎は男子のプレーヤーにはだいぶ低い165cm。

私は167cmあるから虎太郎のが2cm低くなる。

それでもキャプテンとして、エースとしてチームを支えてる。

それが何よりもかっこいい。

「えーー。自分より身長低いって嫌じゃない？」

『昔は気にしてたけどね。今は気にしてないよ。虎太郎の外見を好きになったわけじゃないから。』