未だ笑いがおさまらないのか、ユナは肩で息したまま。

いただきまーすと呟いて、あたしはおにぎりにかじりついてユナを睨む。

いっそあの恐怖を味わってみるがいいさ!!

笑ってなんかいられないから。



「ユナ…」

「わかったわかった。そう睨むなって」

「むぅ…」



ようやく笑いのおさまったユナも、いただきますと笑いの残った声で口にして、サンドイッチにかじりついた。

笑い過ぎだっつの。



「赤茶の髪ねぇ…。で、知らないの?」