空は青く晴れてるのに心はこれじゃちっとも晴れない!!

早くその場を去りたくて、歩くスピードもいつもより速い。

小走りでついた先には、ユナがふくれっ面で待っていた。



「遅い!!」

「ご、ごめんほんとごめんなさい!でも急いだせいで遅くなった!」

「はぁ?」



眉を寄せたユナ。



そりゃそうでしょうよ。

あたしだって近道したら余計時間くったなんてこと、なかなかないもの!

あぁ、急がば回れって言葉が今は痛々しく見えるよ。

なんでもっとはやく思い出さなかったかなぁ!


…もうすでに遅いよ!!