「ちょっとだけ、付き合ってよ」

「え?えぇ!?」



助けてくれユナ!

あたしはまだ取って食われたくないっ!!!


振り返った先には、悪魔な親友。


ユナはにやにやっと笑うと、ゆるやかに手を振った。



「いってらー!」

「裏切り者ぉぉおおぉー!」



ぱっと腕をとられてずんずん歩いていく。

廊下にいる人にまで見られちゃって、あぁもう!!




あぁ、手を振るユナが小さくなっていくー・・・・