「ね、日向って・・・」

「隣の組のさぁ」

「もしかしてヒロトくんじゃ・・・」

「え・・・呼ばれてたのってアオイちゃんでしょ?」

「何でアオイちゃん?」

「何したのかな」



ちらっちら探るような視線。

そして頭を突き合わせてこそこそと始まる探り合い。



見ないでくれ頼むから。


視線が痛すぎる。


しかも大声で呼ばれたせいで、教室にいる全員があたしの方を向いていた。