「別にそのリューサンがマフィンくれたくらいでそんなに騒ぐことじゃないでしょ?」

「あんたはわかってない…
竜さんはね、甘いものなんて持たないの!
大人なビター!」


わかった!?なんて聞いてくる琴ちゃんには
もはや狂気さえ感じる


「だって甘いの好きそうだよ?
…それも相当」


「そんなわけないでしょ!優斗君ならまだしも竜さんが甘いものなんて」


笑い話もいいところだわ、と言いながら琴ちゃんはジィィィィっと私の顔を見つめる