「理由がないと、人に話しかけられないなんて 誰が決めたんだ⁇

理由なんて、直ぐに決めつけなくていいんだよ、後から じっくり考えて 後付けすればいいんだ。きっと。

その時その時の言動に意味も理由も無くていい、そりゃあ 限度はあると思うが。

……ってか、理由がないと行動できない人間なんて 生きている意味あんのか⁇
それだったら、ロボットでもできることなんじゃねーの⁇

せっかく、生きてるんだから 俺は 自分の感情も大事にしてやりたい。」

説教臭くなったな、おっさんみたい。俺。
てか、何目線の言葉だ⁇笑笑

「なら、言わせてもらうけど さっきから何なの⁉︎
もう、放っておいてよ……、どうせ 赤の他人でしょ⁉︎どうでもいいんでしょ⁉︎

弱っている私に漬け込んで、何がしたいの⁉︎」

あははー、と笑うと その人は怒った。

「何⁇何がおかしいの‼︎」

「いや、ほら ちゃんと怒れるじゃねーか、って。
まだ、感情が生きてんじゃん。」

"は⁇" って言いながら、明らかに怪訝な顔をする。

「生きてるんだから、感情くらいあって 当然でしょ⁇」

「そう、お前はまだ生きてる。
感情だってある、まだ 何も死んでない。」

「だから、何が言いたいの‼︎」

「死んだ人間、って見たことあるか⁇

冷たくて、固くて、動かない。
そこには物体としての有しかない。

その他の感情とか、全部 欠如してる。
それが、死。

自殺とかする人って、きっとあの世に期待があるから 今より楽になれると思うから その決意をするんだろうが、違うよな。

死んでしまったら、 "楽" って感じる自分自身が何処にも居ねーから。
感情がねーから、そう思えないだろ⁇」