言い当てられ、恥ずかしくなり大きな声を出してしまう。

その大きな声でクラスメイトの視線が一気に集まる。


「わ、私……トイレ行ってくる……っ」

この場から早くどこかに移動したくてトイレへ逃げた。


「あらあら。図星だったか」

トイレへ行っている中、結惟はそんなことを零す。


「どうしたの?希恵ちゃんが大きな声出すなんて」

輝己は呆気に取られながら、結惟に何があったか聞く。