恥ずかしくて親友の結惟に言えなかったのに、何故知っているんだと驚く。

すると、結惟は軽く笑いながら言った。


「そんなん見てればわかるわよ。
どうせ恥ずかしくて私にも言えなかったんでしょ?」


結惟には全てお見通しだったらしい。

「……うん。恥ずかしくて言えなかった。
ごめん」

「いいのよ。あんたの性格わかってんだから。それで?
告白されてなんで泣いてんの?
もちろんOKしたんじゃないの?」


少し言いづらかったが、全て正直に言おうと口を開いた。