「……うん」

希恵の返事を聞き結惟は電話を切った。


「ほんとに……どうしたらいいの?」


公園のベンチに座りながら虚しく響く声。


慶樹に告白……されちゃった。

私の一方的な片想いだと思ってたのに……。


「希恵ーっ!はぁ……はぁ」

「結惟……」

結惟は走って来たであろう、髪が乱れ呼吸も苦しそうにしている。