あの、保健室の一軒からとくに、王慶くんと話すこともなく、月日は、5月のはじめ。

「ねぇ、すーず!」
「あっ、マナちゃん!」

昼休みに、明るく私に話しかけてくれたのは、同じクラスであり、私の親友の太刀 真菜
(タチ マナ)ちゃん!

じつは、初日から、気があっちゃって今ではすっかり、友達なんだよねぇー!

真菜ちゃんは、黒髪ロングがとっても似合って、ぱっちりお目目が可愛い女の子♡

とっても、明るくて優しい性格で、おまけにしっかりもの!……もう、完璧だよねぇ。

きっと、結構モテてると思うっ!
羨ましいっ!


ゆういつ、私の本当の性格?みたいなのをさらげだけれる大切な親友なの!

「もしもーし!すず!!!きいてる?」

「へっ!?あっ。はい!」

「もー、しっかりしてよー緊急事項よ!」

「えっ!なに?ごめんごめーん。」

「まっ。そんなぬけてるとこも、いいんだけどねー!」

「へぇ?」

「まー、まー、すずちゃんったら、かっわいー!みんな、こんなに可愛いすずちゃん知らないとか可愛そうよ〜!」

何言ってるんだよ~!まなちゃんったらぁ!
まぁ、私は以前と同様!クールキャラを演じ切ってますからね~。 エッヘン!

「そんなことより!すず、緊急事項よ!」

あ!そういえば、聞いてなかったね!

「なになになにー?」

「隣のクラスの男子から!はいっ!LOVEレター!」

えっー!?LOVEレター?
しかも、なんで、LOVEレターが、3枚あんの?

「な、なんで!3枚あんの?っていうか、隣のクラスの男子って、誰なの???」

おかしいよねっ!

「もー、すずったらー!簡単なことでしょ!つまりー、3人の男子から、告られたの!」

「まじですかー??!!」

やばいなぁー。
確かに、3枚とも、違う人が書いた手紙みたい……
ありがたい…っていうか、誰なのかもわかんないのに、どうしたらいいんだろう。

「まなちゃん、どうしたらいいかな?」

「あっ。言い忘れてた!放課後、図書室に来てくださいって」

「図書室?」

「うん。多分、返事をもらうためでしょ。」

あー、なるほどねぇ。まなちゃんったら、鋭い知能もってるねぇ。

「なるほどね!わかった!じゃぁ、返事しに、いってくるね!」

私が、行きよいよく机からたった時ーー

「は?すず!なにしてんの?」

「えっ?!」

「えっ?!…って!いま、昼休みよ。呼び出しされたのは、放課後よ!!」

がーーーーーーーーーん!
そぉだったー!馬鹿だな私。ドンマイ。