「しんどかったな…」



そう言うと
あたしの頭に
優しく手を置いた。



「俺はお前の彼氏じゃない
から抱き締めてやれないけど、話しならいつでも聞いてやれるからな。だから
一人で抱え込む必要なんてねぇから。」




今まで我慢していた
何かが切れたように
涙が出てきた…。



「たくっ…泣くなよ…。」



哲君は
抱き締めなくても
自然と安心感が
伝わってきた……。



幹斗にもうこのまま
会えないなら
あたしは哲君を
好きになってもいいのかな?

しばらくすると
眠気が襲ってきて
あたしは寝た。