し、信じらんねぇ…。


「全て順風満帆に済ませられたなら、週一回のお休みを約束するわ」

「それで週一?!マジで殺す気かよ!」


麻友ちゃんてこんなに鬼だったか?!人格を疑うぞ!


「他に結婚式の打ち合わせや新婚旅行も時間をとってあげるんだから充分でしょう?何か異存でも?」


鋭い目線が、これ以上の抗議は無駄だと俺に伝える。


「──いいえ。」


引き下がる俺を見て麻友ちゃんは満面の笑みを向ける。

この鬼畜魔女め、いい根性してやがる。


「良かったわ!それじゃ早速スケジュールの確認をするわね!早くできるようにするから、あなたもしっかりね」


机の上の資料をぽんと叩き、麻友ちゃんは別室に消えていった。