「───。」


……。


「やったね。どこ行こうか」

「はい!めちゃくちゃ嬉しいー!よろしくお願いします五十嵐さん!マナちゃんはどこがいい?!」

「あ…あたしはどこでも…」


満面の笑みのアキちゃん。満足げな五十嵐。若干気まずそうな真奈美ちゃん。

言葉も出ない俺。


つーかそれ、アフターって言わなくね?営業時間終わってねぇだろ。


思わずみんなから顔を背け、大きく息を吐いた。


……もういいわ、今どうこう言ったってどうしようもねぇ。あとからどうにか逃げ切ればいい。


アフターなんて、誰が行くか馬鹿やろう。





───────




アフターはどこに行くかなど、俺以外の三人が盛り上がっているうちに時間になり、会計を済ませる。

俺は相槌をうつくらいでほぼ蚊帳の外。無理に会話に入れられそうになっても、行く気がない俺には他人事で、適当に答えていた。