「……立場上、仕事に支障をきたすとまずいので」

「──ちっ、つまんねぇな。俺が神田グループにいくかあんた次第だって言っただろ?結構傾いてんだよ。少しでいいから付き合ってくださいよ」


……マジで本気で言ってんのかよ。


「お付き合いしたい気持ちは山々ですが、さすがに朝までというのは……。できる限りはご一緒させていただきますので」


引きつった愛想笑いに顔がおかしくなりそうだ。

そんな俺の顔を、五十嵐は冷めた顔でじっと見据える。


「……わかりました」


ようやく納得したか。でもその仏頂面、ひでぇもんだな。


「えーっ!アフター行かないの?!」


あからさまに残念そうな反応をするアキちゃん。そこまで楽しみにしてたのかよ。


「聞いてただろ?明日も仕事だから」

「マナちゃんとアキちゃんが早く上がれれば行けるよ」


──は?!