「……」


ひかり……。今の時点で若干酔ってるのに大丈夫かな。強い方だと思うけど今日はハイペースだからな。つぶれたりしなきゃいいけど。


──と心配していたら、それは現実になってしまった。


「お待たせ!」

「あ……新くん……」

「おせーよ!!女を待たせるなんてどんな了見してんだてめー!!」

「うわ、宮間できあがってんな!」

「待ってる間ペース止まらなくて」


いつもよりハイペースな上にマシンガントークで、わたしより強いはずなのに珍しくひかりが泥酔。相当溜まってたんだろうな。


そしてわたしは全く酔えず……。これじゃあ送ってもらうのは厳しいな。泊まらせてもらうのも難しいか。


「まともに歩けるの?」

「ちょっと危ういよね」

「大丈夫だっつーの!!次行くわよ!!今日は朝まで飲んだるわ!!」

「普通に無理だからね」

「ふざけんな!新は強制じゃい!」

「はあ?!」