「近いっていくつだよ」

「24だ」

「はあ?!24をヘッドハンティング?!俺より下じゃねぇか!」


どんだけだよそいつ!!


「それだけの実力がある。営業に年齢など関係ない」

「にしたって本社にだろ?うちほどの大企業が…」

「その若さ故に風俗が好きなのだろう。頼んだぞ」

「頼んだぞじゃねぇよ!聞けよ人の話!」


ただでさえ小さいことで妬くあいつが、「仕事だから」とすんなり納得するわけねぇだろ!

どうやったって面倒なことにしかならねぇじゃねぇか!!


「まだ伸びる可能性が高い。我が社は優秀な営業社員が少ないんだ。お前のそのずる賢い口で何が何でも落とし込め。期待している」


ずる賢いって、おい。

俺の口は女相手じゃなきゃ通用しねぇっつーの。


「代表、お言葉ですが、」

「お前に断る権利はない」

「なんでだよ!!」