「で、奏の彼女は?」

「あっ、すてらです!栗原星。よろしくお願いします」


彼女も軽く会釈をしながら自己紹介を済ませる。


って、す、すてら?!すごい名前だわ。でも名前負けしてないから羨ましい。


「星ちゃんね!奏、座って始めるぞ」

「あぁ…そうだな。星も座ろう」


そうして初の四人での食事会が始まった。


「奏はビールでいいだろ?」


そう言って龍成がメニューを女子二人に渡す。


「あぁ。まずはビール」

「華乃は?」

「ん~と、針葉樹林」

「星は何飲むか決めた?」

「う~ん…じゃあファジーネーブルにしようかな?」

「酒飲む気か?弱いんだから無理するな。気ぃ使わないで好きなの飲んだら?」

「…そうだね、わたしはノンアルのカシオレにする」