──ずっと待ち焦がれていたのはわたしの方。


こうなることを、夢を見るように願っていたの。


あなたを好きになったあの日から。


あなたがわたしを愛してくれることを。

わたしをあなたのものにしてくれることを。

情けないくらいに深く、貪欲に、焦がれて焦がれて求め続けていた。


わたしを傷つけたその唇で愛して、わたしを救ってくれたその頼りがいのある手で、わたしを壊して欲しかった。


どんなに傷ついても、どんなに悔やんでも、あなたを愛したことだけは後悔なんてしなかった。

これから先も、どんなに苦しむことがあっても、後悔することはないと心から言える。


こんなに幸せをもらったの。


生きてて良かったと胸を張って言えるの。


神様にいくら感謝しても足りない。


あなたと出会えたことは、わたしにとって何にも代え難い奇跡。