バタンと音を立ててドアが閉められ、龍成は帰っていった。
「……」
しんと静まる車内。
一人、遠くなる龍成の後ろ姿を見つめる。
い、いくら呼び止める為とはいえ、告白するなんてわたしのこの口はどうなってるの?!
切り取れるものなら切り取ってしまいたい!!
──と、羞恥心でいっぱいの気持ちが徐々に落ち着いてくるとため息が出た。
心の奥底で、告白したら「おやすみのキス」くらいしてくれるんじゃないか、なんて瞬間的に思った。
「俺も好きだよ」なんて、甘い台詞を期待した。
それなのに、龍成は普通に返して普通に帰ってしまった。
自分の言動が浅はかで子供だとは思う。
でも。
「……」
しんと静まる車内。
一人、遠くなる龍成の後ろ姿を見つめる。
い、いくら呼び止める為とはいえ、告白するなんてわたしのこの口はどうなってるの?!
切り取れるものなら切り取ってしまいたい!!
──と、羞恥心でいっぱいの気持ちが徐々に落ち着いてくるとため息が出た。
心の奥底で、告白したら「おやすみのキス」くらいしてくれるんじゃないか、なんて瞬間的に思った。
「俺も好きだよ」なんて、甘い台詞を期待した。
それなのに、龍成は普通に返して普通に帰ってしまった。
自分の言動が浅はかで子供だとは思う。
でも。