別れてから2週間ほど経ったときだった。 クラスの担任の先生に呼ばれて放課後職員室へ向かった。 トントンッ。 「失礼します。」 「あ!莉子ちゃん!こっちきて!」 担任の先生がわたしに気づき手招きをする。 わたしは先生の元へ向かう。 「莉子ちゃんにね、ぴったりなところだと思うの。」 先生が渡してきたのは一枚の紙。 それは県内にある会社の学校推薦の求人票だった。